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Findy(ファインディ)代表の山田です。今後、代表ブログということで、人事やマネジメントに関わるテーマでブログを書いていきたいと思います。完全に主観ですので、賛否両論あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

「俺の背中についてこい、では誰もついてこない」と思う時代背景

さて、タイトルの通りですが、「俺の背中についてこい、では誰もついてこない」ということを最近、強く実感します。

レアジョブ時代の前監査役の方が山一証券の倒産時の執行役員の方でした。彼とよく居酒屋でお酒を酌み交わす中でおっしゃっていたのが「今の時代の若者は本当に大変だよ。おれらの頃は、どこに向かっていくか、基本的には決まっていた。だから迷う必要はなかった。先人の背中を見て最速で進むことが求められた。」と。

また、日米学生会議のOB/OG会では、元大手メディア企業のNo.2の方に、「時代の断絶を感じる。これまでとこれからに明らかに大きな差がある。こういうエスタブリッシュメントの世界に君たちみたいなベンチャーの人っていなかったよね。」とも言われました。なぜそう思いますかという僕の問いに、彼は「ジャーナリストの直感」と答えられたのはすごくチャーミングでした。

つまり、「みんなが同じ方向を向いていない時代」「変化、断絶の時代」なわけです。

そんな時代に「俺の背中についてこい」と言われても、その背中が正しい方向を向いているか説明されないと納得できないのは当然です。

目指すべき方向性を語ること

そうした「みんなが同じ方向を向いていない時代」「変化、断絶の時代」に最も大事なのは、リーダーが思う「目指すべき方向性」を語り続けることです。正解が社会で定義されていた時代と異なり、答えのない時代こそ人は答えを探し続けています。その「目指すべき方向性」が魅力的かどうかで人がついてくるリーダーになれるどうかが決まると思います。また、1度で伝わるほど甘くないので、何度も何度も語り続けることも同様に大切だと思います。

フィードバックの大切さ

目指すべき方向性が人、組織によって違うということは同様に成果の定義が社会で一貫しておらず、成果及びその評価が人に依存することを示しています。そんな中で大切になるのがフィードバックです。

社会で一貫した成果の定義がないからこそ、リーダーはフィードバックを通して、メンバーに語りかけることが大切です。「これやってくれてありがとう。」あるいは「ここはこういうふうに改善してほしい。」など。このフィードバックが密であればあるほど、メンバーはやりがいを感じて、自らの仕事にコミットしてくれるはずです。

評価制度は公的なフィードバックサイクルを回す仕掛け

上記の前提を踏まえて上での評価制度の役割はズバリ「フィードバックサイクル」の運用を助けるものだと思っています。得てして人は目の前の仕事に追われたり、人に言葉をかけるのが面倒なので、フィードバックを怠ったりしがちです。

また、アドラー心理学では「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言われており、人と関わることが人間にとって最も大きな悩みを生み出す事象になるわけです。つまり、フィードバックというストレスがかかる対人関係は、できる限り避けたいと思ってしまいがちです。

だからこそ、公式非公式にフィードバックを繰り返せるリーダーがいる組織というのは強いわけです。従って、人事評価制度はエクセレントな制度づくりを試みるよりは、「フィードバックサイクル」がリーダー、メンバーの双方で納得できるものになっているかを軸に PDCAの運用を回していくことが最も大事だと思っています。

フィードバックを個別化して、言語化することの大切さ

フィードバックを行う際には文面、言葉のどちらの手段を使うにせよ言語化が必須です。俺の目を見てフィードバックを想像してくれなんて、今時響かないですね。

その言語化をする際に最も大事なのは個別化です。つまり、今、面と向かっている人のことを理解した上で言語化することが大切です。以下のブログにも書いていますが、人が企業と信頼を元に結びつく時代と「Alliance」の書籍では定義しており、一人一人の人にとって企業、組織にいることが彼らの目的達成にマッチする際に成果をあげるとしています。

「みんなが同じ方向を向いていない時代」であればこそ、「個別化」がよりいっそう大事になると言えます。

リーダーはまずは毎月の1on1ミーティングを組んでみよう

リーダーはまず毎月の1on1ミーティングの予定を組んでみることから始めてみることをお勧めします。フィードバックサイクルの機会づくりが最初の一歩です。その時に大事なのは業務の細かい話をしないといった自分の中でルールづくりです。また、場所を変えて気分をリフレッシュして始めるといいですね。

と言いつつ、先月うっかりバタバタしていて忘れてしまったので、早速共同創業者との1on1を本日予定に入れました。

 

以上、「俺の背中についてこい、では誰もついてこない時代のマネジメント」について書いてみました。そもそも、夫婦関係や恋人関係でも上記は同様のことが言えそうです。

もっとこんなことが大事だと思うなど色々とフィードバックいただけると嬉しい限りです。

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