カジュアル面談の取り組み方まとめ

カジュアル面談が大事な理由

最近の IT/Web 企業では面接の選考プロセスに入る前にカジュアル面談を実施している企業も多いのではないでしょうか。

特に、エンジニア採用においての求人倍率は7倍以上とも大手転職サイトの調査で言われているくらい採用競争が激しいため、まずはカジュアル面談を実施し自社の魅力を感じてもらいたい考える企業も増えているようです。

一方で、転職候補者にとって心地よいカジュアル面談のユーザーエクスペリエンス(UX)を作れている企業はまだまだそれほど多くないようです。

実際にFindyが接しているエンジニアユーザーからも
「カジュアル面談と思って足を運んだらいきなり面接された。」
「カジュアル面談の冒頭30分が自社紹介で、もうサイト読んできたよと思った。」
等、いまいちなUXの話をしばしば聞くことがあります。

また、クライアント企業でもカジュアル面談に強い会社が最も採用活動に成功しています。
Findyのカスタマーサクセス部門が最も注力しているのが求人票の改善などによる、潜在的な候補者の アトラクトですが、それに加えて最近ではクライアント企業のカジュアル面談の改善にも力を入れています。

なぜかというと、シンプルにFindyを通して採用に成功している企業を分析していたところCTOやエンジニアリングマネージャーのカジュアル面談力の高さが共通点だったからです。特にカジュアル面談を通して、自社の魅力を伝えた上で、候補者の不安を取り除ける会社ほど選考移行率が高いようでした。

また、カジュアル面談力は対面で会ってからのアクションであるため意外とどの会社が強いかという情報は世の中には広まっていないものです。

従って、一般的に見た採用ブランド力とカジュアル面談力は必ずしも一致していないことが多く、意外な会社がカジュアル面談力が高かったりします。結果的に、「なぜかあの会社にいいエンジニアが集まっているよな」ということが起きるわけです。

是非、カジュアル面談を制する者が採用を制すると言っても過言ではない採用の世界。カジュアル面談力を一緒にアップしていければなと思います。

では、私が実践しているカジュアル面談力を上げるために実施すると良いことをまとめてみました。
最後に私自身が実行しているカジュアル面談で使っている質問集なども書いているのでぜひぜひ活用してみてください。

カジュアル面談で実施すると良いこと

事前に転職の温度感を聞く

まず最初にヒアリングしているのは転職に対する温度感です。

最近ではエージェントを使って本気で転職活動をしている人からダイレクトリクルーティングで興味のある会社のみに会い始めている人、或いはまだ情報収集レベルの人まで多様な人が転職活動をしています。

例えば、まずはカジュアルに情報収集がしたい人に対して、面接をして志望動機について語ってくれと伝えても響かないどころか、「情報収集がしたいんだけど…」という形でマイナスな印象を与えてしまいます。

また、会ってみると実は転職活動ではなく副業先を探していたというケースも最近では増えてきています。企業によってあるいはポジションによって、副業の募集をしている場合もしていない場合もあるかと思いますので、この応募は正社員限定であるなど事前に求人票で明記することはもちろん、事前のメールのやり取りの中で、この辺りもクリアにしてからカジュアル面談に臨んだ方がお互いにとってコストもなくて良いのではないでしょうか。

私の場合はまず面談の最初に転職に対する考え方や時期等について簡単にヒアリングをし、その上で転職活動に対する温度感にそったカジュアル面談を実施するようにしています。

事前に自社の紹介をするドキュメントを送る

次に面談の日程調整をする過程で必ず自社紹介のプレゼンテーションを候補者に送っています。
最近ではミラティブさんやSmart HRさんがこういった採用候補者へのドキュメントを公開して話題にもなっているので、目にしたことも多いのではないでしょうか。

採用側もカジュアル面談を無駄な時間にはしたくないので事前に、こうしてドキュメントを送って1時間を濃いものにしてしまうために工夫をしています。

また、面談の最初にドキュメントを読んだ上で、「特に今日は聞いておきたいことは何か」についてもヒアリングするようにしています。

当然、候補者にとっても大事な1時間を使うため、事前に情報共有をしていくことで情報収集の精度も確実に上がるものです。逆に以前にドキュメントを送っておいたにも関わらず質問の内容が薄い場合はその後の採用に繋がる可能性は長期的に見ても薄いと考えても良いのではないでしょうか。

ぜひぜひこうしたドキュメントや記事を事前に送ってより中身の濃いカジュアル面談を実施するために工夫をすることをお勧めします。

面談の最初に今日一番知りたいことを聞く

あわせて今日一番知りたいことなども同時に聞くようにしています。当然ですが採用する側としてはカジュアル面談で自社にマッチする人に会えた場合ぜひ選考に進んでほしいものです。

そのため事前に候補者が一番気になっていることを確認した上でそれに対する自社の取り組みを積極的に説明しておくのは次の選考プロセスに進んでもらうために非常に重要なことだと考えています。

カジュアル面談もアトラクトの場と考えて最適な運用をしたいのです。

面談の場で次のアクションを決める

意外と忘れがちなのがカジュアル面談後のアクションについて面談の場で確認をすることです。
カジュアル面談の目的をクリアにしていないと双方が曖昧な見解で面談が終了してしまうことが多く次のアクションについて話す前に面談が終わってしまうことも多いのではないでしょうか。

その結果実は双方、関心があった場合でもなんとなく話が流れてしまうというケースも多いようです。
実際に我々のような転職サービスを運営しているケースですと企業側からするとぜひ採用したいと思っている。また同時にユーザー側も興味がある会社と考えているにもかかわらず
双方がお見合いをして次の選考プロセスに進まないというケースもチラホラ見受けます。

企業側としてはぜひぜひその場でどの程度興味を持ったあるいはその後選考プロセスを受けてみたいか、また考えるのであればどの程度の期間考えたいのかということを率直に聞いてみるのは大事ではないかと考えております。

以上カジュアル面談がとても大事だと思う理由を記載してみました。いかがだったでしょうか?

ぜひぜひカジュアル面談を充実させ自社に合った形にて選考プロセスに進んでもらえるよう面談に取り組んでもらえればと思います。

最後に以下の通り自分がカジュアル面談で使っている質問票を置いておきます。

もちろん転職の温度感を聞いた段階でそれほど高くない場合はあまり面接的な内容は聞きませんがこういった内容を徐々にやっていくことでカジュアル面談の中でも相手の嗜好性や興味などもしっかりと捉えることができるのではないでしょうか。

1. 転職活動の現状(転職活動中か、カジュアルに次のキャリアを考えているか)
2. 本日確認したい事項(Findyの資料を見た上でここをもっと確認したい等ないか)
3. 転職活動をしている理由(なぜ、転職活動をしているのか)
4. 今後のキャリア(3~5年でどこを目指しているか、どんなポジションで働きたいか)
5. 現状の仕事とミッション(仕事内容は何か。何の達成を目指している)
6. 現職での課題と解決方法(どんな課題があるか。どうやって解決しようとしているか)
7. 弱みは何か(どの分野が苦手なのか)
8. 強みは何か(どの分野に得意なのか)
9. スキル・経験値のアップ(普段どんなことに取り組んでいるか)

 

カジュアル面談を制するものが採用を制する

是非カジュアル面談の改善に今日から取り組んでいただければと思います。

直近では2/5(水)19:00-「カジュアル面談勉強会」を開催いたします。

ぜひご参加いただければと思います!

またエンジニアの採用プロセスにおける改善に興味のある方は遠慮なく、お問い合わせください。

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